2024.10.25
北原 悠大
現在の業務内容
陸上風力発電プロジェクトの新規開発業務を行っています。主に、適地の選定、土地の調査、各許認可の調査から始まり、風況観測塔の設置、環境アセスメント業務、地元住民様への説明会、各行政との調整、電力会社との協議などなど。ゼロからプロジェクトを作るために必要な様々な業務に取り組んでいます。
仕事のやりがい
昨今世界的な問題となっている地球温暖化への対策として、風力発電というクリーンエネルギーでの貢献ができること、そのプロジェクトをゼロから生み出し開発することができること、そしてなにより地元地域の方々のご理解をいただきながら、プロジェクトを通しての地元貢献ができること、そういったことにやりがいを感じます。
それと同時に、地域の皆様が慣れ親しんだ場所にお邪魔して事業をさせていただく以上、皆様から信頼されるより良いプロジェクトづくりをしていかなければならないという大きな責任感を感じながら、日々の業務を行っています。
業務で一番大変だったこと
北海道の山奥に設置した風況観測機器が大雪によりストップしてしまい、そのメンテナンスのためにスノーモービルで雪の中を駆け抜けて現場に行った時のことです。
その日は現地が-20℃という極寒の中での作業となり、暑がりの私でもさすがに凍えるほど寒かったことを記憶しています。
これから挑戦してみたいこと
風力発電所で生み出した電気を直接地元の方々に使っていただける仕組みを構築するなど、新しい地元貢献の形を生み出していくことです。いままで日本の風力発電所において作られた電気は、主に各電力会社の送電線に全量送電することを原則としていました。しかし、地元の方々からよく聞かれる意見として、「電気を一部地元地域に流してほしい」、「災害等で停電が起こった場合、非常用電源として使えるようにしてほしい」との声をよくいただきます。近年そういったいわゆるマイクログリッドの導入を検討している、あるいはすでに一部導入している企業もあると聞きます。弊社においてはいまだその実績はなく、今後開発を進めるプロジェクトにおいて、ぜひこのマイクログリッドの導入を含めた新しい地元貢献の形を生み出していきたいです。