2024.10.22
深谷 正史
現在の業務内容
当社の再エネ発電施設が生み出す環境価値や電力の取引先となる需要家の発掘と交渉、並びにその取引の仕組みの構築(ストラクチャリング)が主な業務です。
仕事のやりがい
再エネ電力・環境価値の取引はPPA (Power Purchase Agreement)と呼ばれ、資金調達の観点から、一般的に20年といった超長期の取引になります。
お互いの会社にとって、将来ビジネスに大きなインパクトがある重要な取引となるため、交渉は真剣そのものであり、多くの労力と時間を要します。
そのようなチャレンジを乗り越えて、合意・締結(Done Deal)に至れれば、それは長期に亘ってお付き合い頂くパートナーからの信頼を得られたことでもありますので、取引が成就したときには大きな達成感を感じることができます。
業務で一番大変だったこと
交渉では、合意に向けて乗り越えるべきハードルをどのように解決すべきか、が常に問われます。
社内のメンバーの力も借りながら、知恵を絞って打開策を見出していくのですが、出てきたアイディアが必ずしもワークするとは限りません。
従い、いくつもの論点に対して、第二、第三のアイディアがないかを常に考え続ける、アイディアの芽を探し続ける、という粘り強い取組が必須です。
また、当社のビジネスの将来性を決定づける取引でもあるため、多数の社内ステークホルダーが存在します。その合意形成を得るのも正直大変です。
その分、取引を成就できたときは、多くのお祝いの言葉を頂きました。苦労が報われた時の感慨はひとしおです。
これから挑戦してみたいこと
インベナジー・ジャパンは現在、いわゆる再エネディベロッパーですが、実は米国本社ではより多様なビジネス、送電線事業や電力トレーディング、水素事業なども手掛けており、もはや単なる独立系再エネディベロッパーというより、総合エネルギー会社としての領域に入っています。
グローバルで過渡期にあるエネルギー業界で成長を続けるには、そういった関連分野での経験・蓄積が長いスパンで大きく活きてくると考えています。
インベナジー・ジャパンとしても、将来的にそのような成長を遂げていければと考えています。
また、個人的な話ですが、私は実は交通・都市開発分野でキャリアをスタートさせています。
それら分野もカーボンフリーの潮流を受けて今後、大きく世界が変わっていくと予期されているところ、インベナジーの成長の先に、それら分野のビジネスにもチャレンジが出来たら面白いな、と考えています。